浮気調査で使えるアプリ3選・使用の注意点と実際の利用事例を紹介

2023.05.25

浮気調査で使えるアプリ3選・使用の注意点と実際の利用事例を紹介

「浮気しているのでは」と怪しい言動を付き合っている彼氏や結婚している配偶者に感じたら、「真実を確かめたい」と誰しも思うはずです。そんな時に相手のスマホにアプリをインストールして、リアルタイムの位置情報を得たりその場の音声を録音したり、メッセージの履歴が確認できたら役立つこともあります。しかし浮気調査にアプリを遣うのは思わぬ危険も存在します。この記事では浮気調査に使えるアプリがあるのかどうかやその種類、実際に浮気調査アプリで浮気現場をつかんだ事例、パートナーや配偶者の浮気を疑った際にとるべき浮気調査方法について紹介します。

浮気調査に使えるアプリはあるものの利用は慎重に

浮気調査に使えるアプリはあるのですが、利用には注意点が必要です。もし浮気調査していることがバレてしまったら、これ以上の証拠をつかめなくなってしまうだけでなく、信頼関係が崩壊し配偶者やパートナーと今後別れることにつながるかもしれません。そのため利用は慎重に行うことをおすすめします。

相手のスマホにインストールが難しい

まずはじめに、配偶者やパートナーのスマホに勝手に浮気調査アプリをインストールすること自体が難しいハードルがあります。ロックがかかっているスマホを他人が操作することはもちろん、アプリのインストールから設定まで完了するには時間がかかることもあります。アプリインストール時には顔認証などがある場合もあるため、パートナーが寝ているときやお風呂に入っているときにインストールから完了までスムーズに行えない可能性が高いです。

プライバシーの侵害にあたる

配偶者やパートナーのスマホにアプリを勝手にインストールすることは、プライバシーの侵害や倫理的な問題があります。

具体的には、「不正アクセス禁止法違反」や「不正指令電磁的記録に関する罪違反」に問われてしまいます。その不正とも言える行為で配偶者やパートナーとの信頼関係を損ない、恋人関係や夫婦関係を壊す可能性があるため、利用には慎重に考える必要があります。配偶者の位置を追跡することは、倫理的にも問題があるため、あまり推奨できるものではないと理解しましょう

浮気調査にも使われる代表的なアプリ

浮気調査にアプリを利用することについてリスクがあるという前提で、実際によく知られるアプリについて紹介します。

Cerberus(ケルベロス)

Cerberus(ケルベロス)はAndroidのみに対応したアプリで、もともとは盗難や紛失など防犯目的で作られているアプリです。スマホに機密情報がたくさんある個人や企業向けで、下記のような機能があります。

  • 位置情報をリアルタイムで追跡する
  • 録音機能を遠隔から起動させる
  • 写真撮影を遠隔から行う

 

スマホが盗難に遭った時を想定しているアプリのため、LINEなどのメッセージ監視はできません。 7日間の無料トライアル期間があり、それを過ぎると1デバイス年間5ユーロの有料アプリです。そこまでコストはかかりませんが、月額ではなく年間契約となります。

mSPY(エムスパイ)

mSPY(エムスパイ)は子どものスマホを保護者が監視する目的で作られたアプリです。AndroidとiPhoneどちらにも対応しており、主に以下のような機能があります。

 

  • 位置情報をリアルタイムで追跡する
  • LINEなどのメッセージ機能を監視できる
  • InstagramやFacebookのDMを確認できる
  • Webサイトの閲覧履歴を確認できる
  • スマホに保存されている写真を確認できる

 

内部監視という点では優れたアプリですが、一部の機能においてiPhoneは「ジェイルブレイク(脱獄化)」、Androidのは「ルート化」の設定が必要となるため難易度は高いです。

 

費用は1か月プラン/1か月あたり48.99ドル、3か月プラン/1か月あたり27.99ドル、12カ月プラン/1か月あたり11.66ドルと契約期間によって変動します。

iCloud(アイクラウド)

iCloud(アイクラウド)はもともとiPhoneに保存されたデータの自動バックアップを目的としたアプリです。iPhoneの初期設定から存在する機能なので、アプリがインストールされていることには不審に思われることがないアプリです。iCloudにログインすればスマホと同期したPCや他iPhoneから動画や画像データを確認できます。「探す」の機能を起動すれば、iPhoneの現在位置もリアルタイムで判明します。

 

費用はデータの容量によって異なり、無料から数百円程度で利用できます。しかしスマホと他デバイスを同期させるにはApple IDのログインが必要です。

アプリを使った浮気調査事例を紹介

浮気調査に使われる代表的なアプリを紹介したところで、実際にどのようにアプリから浮気調査に至るのか実際の事例を紹介します。

位置情報を把握してラブホテルの外で待機!

結婚して4年目のリョウさん(28歳)とサヤカさん(28歳)の共働き夫婦の例です。サヤカさんはリョウさんの帰宅が遅かったり、仕事の忙しさや出張を理由に外泊が多いことが気になっていました。さらに結婚当初は定期的にあった夫婦生活もあるときからパタリとなくなるようになり、浮気調査に乗り出します。

 

利用したのは「iPhoneを探す」の機能。残業だと言われた日の夜に、職場と自宅の間にあるラブホテル街でiPhoneが留まっていることを確認し、女友達数名に協力してもらい終電に近いタイミングで出てきたところを捕まえることに成功しました。サヤカさんの表情を見た不倫相手はすぐにその場を逃げましたが、リョウさんは不貞行為を認めました。

 

「一回だけなんだ」と苦し紛れに言い訳したリョウさんは「まさか離婚することはないだろう」と内心では甘く考えていましたが、サヤカさんは不倫相手とのLINEのトーク履歴をすべて送信するようにその場で依頼。トーク履歴をさかのぼると、半年ほど前から不貞行為が行われていることが判明しました。また不倫相手の女性は、リョウさんが結婚していることをまったく疑っておらず、将来結婚したいと思っていたことが明らかに。半年間の不貞行為のみならず、その間女性をだまし続けていたリョウさんの人間性にも、サヤカさんはひどく幻滅します。結果として双方の弁護士を入れて離婚の話し合いとなり、悪質な不貞行為であると判断され、サヤカさんはリョウさんからのみ300万円の慰謝料を受け取り、離婚が成立しました。

 

iPhoneの位置情報アプリを利用し、ラブホテルの現場まで抑えに行った行動力が功を奏した事例です。

子どもに持たせたスマホで同期された写真でバレる

5歳の子どもがいる37歳のコウジさんと30歳のハルナさんの事例です。ハルナさんは子どもが幼稚園に通うようになり、ようやく昼間の時間で自分の時間を過ごせるようになりました。結婚してからコウジさんは子ども優先で、交際中や結婚直後のようなハルナさんを女性として大切に扱いチヤホヤしてくれることがなくなり、寂しさを募らせていたハルナさん。いけないと思いつつも既婚者用のマッチングアプリで同い年の男性、ジュンさんと知り合い不倫関係に発展します。寂しさを埋めるためだけでなく、ジュンさんのことが本気で好きになっていたハルナさんは、ジュンさんの声や顔をいつでも見られるようにと、ジュンさんと何気なく話しているやり取りを思わず動画で撮影してしまいます。

 

「どうせ夫は私に興味ないし、スマホも見られることはないだろう」と軽く考えていたハルナさん。しかし今のiPhoneの前に利用していた古いiPhoneを子どもに貸してYouTubeやゲームをさせることがあり、そのiPhoneのカメラロールにもiCloudからその動画が同期されてしまっていたのです。たまたま子どもが使っているiPhoneのWi-Fi設定をしていた夫のコウジさんが、その動画を発見。動画は生々しいものではなくジュンさんとサヤカさんのたわいないやり取りでしたが、背景がラブホテルであることがはっきりわかるものでした。

 

動画にはハルナさんの声も入っており、コウジさんに問い詰められた際にハルナさんは言い逃れできず、不貞行為を認めました。子育てを優先した二人は離婚することはありませんでしたが、夫婦間で今後どう再構築していくのか何度も話し合われることになりました。

浮気調査アプリを逆手にとって安心させるツワモノも

これは筆者の知人の例ですが、浮気調査アプリの存在を逆手にとり、自身の不貞行為をカモフラージュするツワモノの事例も紹介します。

 

大きな総合病院で整形外科医として働く36歳のユウヤさんは、医師という職業や端正な顔立ちで女性からモテる既婚者です。32歳の妻カオリさんは元看護士で、今は子育てに専念する専業主婦です。夫が看護師たちからモテることを十分に知っているため、浮気の心配がありました。そこでユウヤさんは妻を安心させるためにと、位置情報をいつでもカオリさんが確認できるように設定し自分の位置情報を共有しています。

 

しかしユウヤさんはそれを逆手にとり、自分の個人スマホを病院に置いたままにして、病院のすぐ近くに住む看護師の家で浮気行為を繰り返しているのです。総合病院は夜勤もあり、当直の医師は病院に泊まることもあります。独身の看護師たちは、夜勤明けにすぐ帰宅できるように病院の徒歩圏に1人暮らししていることも多く、ユウヤさんも個人スマホを置いたままでも全く困らずに彼女の家を行き来しているのです。

 

スマホを管理すれば必ずしも浮気が発覚するわけではないということもわかります。

浮気調査は調査会社に依頼するのが安全

この記事では浮気調査の目的で利用できるスマホアプリがあるのかや、よく知られているアプリの種類を中心に、実際にどう使われるかの事例についても紹介しました。

 

浮気調査の目的で作られたアプリはなく、盗難や子どもの防犯目的で存在するアプリを利用次第で浮気調査に活用するものとなります。利用には勝手に相手のスマホを操作することによる、プライバシーや倫理上の問題もあり、バレることで今後の浮気調査の弊害が出たり関係が崩壊する可能性もあります。

 

より安全に確実に浮気調査をするならば、やはり探偵事務所などの専門の調査機関に依頼することをおすすめします。浮気の事実が発覚する場合も、やましいことがなかったと安心できた場合も、専門家のアドバイスとノウハウによるサポートを受けられるメリットがあるためです。不安に思うならば、まずは気軽に無料相談から始めてみるのもいかがでしょうか。

この記事の監修者

すずらん探偵事務所代表 永山克⺒

静岡市を中心に浮気調査・素行調査を行うすずらん探偵事務所の代表。行政書士でもありながら、警察並びに国家公務員としても20余年勤務。豊富な知識と経験を活かして、夫婦問題などでお悩みの方々の力になるべく日々精進している。

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