別居中の浮気は不貞行為になる?別居の経緯による違いや慰謝料請求について解説
2023.10.30
2023.09.19
浮気がきっかけで「修羅場」となってしまうことはあります。
浮気という裏切り行為は男女間の大きなトラブルに発展しかねず、時には警察沙汰になってしまう可能性もあるでしょう。
取り返しのつかない事件が起きてしまった後では、後悔してもあとのまつり…。この記事では浮気が発端となって実際に起きてしまった修羅場の経験談や、修羅場の後の対応策について紹介します。
修羅場とは男女関係などがもつれた際に使われる、悲惨な状況をあらわす言葉です。
まずはじめに、浮気で起きてしまった修羅場のパターンをそれぞれの経験談から紹介します。
修羅場レベルも後半になるにつれ高いものとなっています。
結婚5年目のマサトさんは育児や家事で忙しい妻サヤコさんに隠れて、会社の後輩女性であるモエさんと不倫関係に。
もちろんモエさんはマサトさんが既婚者であると知っていますが、仕事で頼りになる姿に惹かれ、自分を女性として特別に扱ってくれる優越感にも浸っていました。
2人のやりとりはLINEではなく、Facebookのメッセンジャーアプリがメイン。スマホの通知機能は切っていたものの、自宅のPCでログインした履歴からモエさんとマサトさんのやりとりが奥さんにバレてしまいます。
直接的な愛情表現などは行われていなかったものの、休日に一人暮らしのモエさんの自宅の最寄駅に到着する時間や、コンビニで買ってきてほしいものなどのやりとりで浮気相手であると判明。「会社のメンバー数人で宅飲みをしていた」と言い訳したのですが、実際にその日は仕事だと伝えていた日であったことや、何度も自宅を訪れていた履歴からこれ以上嘘がつけない状況になります。
モエさんのプロフィール情報や最寄り駅もバレてしまい、「これ以上関係を続けるならば直接会いに行く。会社の人にもバラす」と妻サヤコさんからなかば脅される形で、マサトさんは結果として異動希望を出すことを誓い、その修羅場を乗り切りました。
結果、モエさんが転職したのでマサトさんの異動は必要なくなりましたが、妻からの監視は厳しくなったのでした。
婚活用のマッチングアプリで知り合って交際中のタケルさんとミカさん。
タケルさんは実はアプリで知り合ってアプローチを受けていたリサさんとも、リサさんの好意を利用して都合よく関係を続けています。
たまに連絡がまったくとれないことがあることに怪しいと思ったミカさんは、タケルさんが寝ている間に指紋認証でスマホのロックを外してLINEの履歴を確認。リサさんとの関係を知り、その場でLINE電話をかけます。 リサさんも、タケルさんからの電話だと思って出てしまいましたが、自分たちの状況を瞬時に把握した二人は意外にも冷静で「いつから付き合い始めたか」「結婚の話は出ているか」「家族旅行だと告げられていたのはミカさんとの旅行だった」など、タケルさんがこれまでついてきた嘘を冷静に解明していきます。
声を聞き目が覚めたタケルさんは目の前でミカさんとリサさんが会話している姿を見て、背筋が凍るような修羅場を体験。ミカさんと別れたくなかったタケルさんは土下座で謝罪したのですが、結局どちらからも別れを告げられることになりました。
既婚者のアユミさんは夫のサトシさんにバレないように、中学の同級生のケンジさんとダブル不倫の関係にあります。
肉体関係はあるもののケンジさんとは気の合う仲の良い友達のような関係で、お酒と美味しいものを楽しむデートも大切にしています。
ある平日にアユミさんはケンジさんと午後半休を合わせてとり、明るい時間から飲んでいたところにスーツ姿のサトシさんが登場。これまでの妻の行動が怪しいと思っていたサトシさんは、アユミさんのスマホに仕込んだGPSを頼りに仕事中に現場にかけつけたのでした。
位置情報が追跡できる状態になっていると知らなかったアユミさんは、突然の夫の登場に唖然。事前にケンジさんと口裏を合わせる打ち合わせをしていたわけでもなかったため、サトシさんからの「妻とはどのような関係でしょうか」という言葉に、とっさに「申し訳ありません」と謝り浮気を認めます。
アユミさんが「友達と偶然会って飲んでただけだよ」と言い訳をしてみたものの、ケンジさんはその修羅場にすっかり恐縮してしまい平謝りを続けました。
その場でアユミさんのスマホを出すようにサトシさんに命じられ、ビジネスホテルの2名利用での予約完了メールが発見され言い逃れもできない状況に。
結果としてサトシさんはアユミさんに慰謝料を請求し、離婚することになりました。
浮気は繰り返すと罪悪感や後悔などの感覚が鈍って、日常生活に溶け込みやすくなっていきます。アユミさんにとってケンジさんは、浮気相手以上の大切な人になっていったことで人目をあまり気にしなくなり、どんどんバレやすくなった事例のひとつでしょう。
半年後に結婚式を挙げる予定で半同棲中の、トモヤさんとナホさん。
トモヤさんはナホさんと結婚することに幸せを感じていましたが「結婚したら遊べなくなるから独身最後を楽しみたい」と考えて、カジュアルな関係を求めるマッチングアプリで、割り切った関係を持っていました。
航空会社のキャビンアテンダントとして働くナホさんは、国際線の勤務の際は数日返ってこず、連絡も数時間とれません。
それを利用したトモヤさんはいつものように自宅に女性を招き、浮気行為がひとしきり終わって浮気相手とダラダラと部屋で過ごしているところ、なんとナホさんが体調不良で急遽帰宅。スマホを見ていなかったトモヤさんはナホさんからの連絡に気が付けず、ナホさんは部屋で知らない女性がトモヤさんとベッドで横になっている現場に鉢合わせ!まさに修羅場のレベルは最高潮に。 浮気相手の女性はそそくさと身支度を整えて逃げるように部屋を出ていき、体調の悪いナホさんはその場に倒れこむようにして涙を流し、トモヤさんはあまりの光景に言葉を失い、無言の時間がただ過ぎていくだけでした。
後日結婚も破断となり、トモヤさんはナホさんに慰謝料を支払っただけでなく結婚式場のキャンセル費用や婚約指輪の費用など、多くの代償を払うことになってしまったのです。
浮気の事実を知っても、浮気した本人が後悔や反省をして話し合い、再構築を続けるカップルは多くいます。しかし今回は現場を目の当たりにしてしまったことで、ナホさんにとってあまりに大きなショックとなってしまい、修復不可能な状況に陥ってしまった事例です。
先ほどの経験談から、浮気がきっかけで修羅場となってしまうのはどういった理由が考えられるでしょうか。
浮気をする側ははじめからバレると思って行為に及んでおらず、「この状況ならばバレないだろう」という自信を持って簡単に一線を越えてしまいます。
恋人や配偶者など本命のパートナーを深く傷つける行為であるとはわかっていながらも、その場の流れに流されてしまったり、単純な性欲に負けてしまったりと、深く考えずに浮気をしてしまうことがあります。
しかし浮気された側は、決して軽い行為として受け止めず「裏切られた」「これまでの信頼関係は何だったのか」とパートナーの人間性を疑うほど深く傷つきます。
どうでもいい相手から裏切られるよりも、信頼していた家族や恋人に裏切られることで悲しみが増大するでしょう。傷つけられたことに冷静さを失い行動することで、修羅場は起きてしまうのかもしれません。
人間の嫉妬心は、怒りや悲しみ以上に大きなエネルギーを引き起こす可能性があります。
たとえ浮気した側のささいな遊び心であっても、浮気されたことによって自分のものが奪われてしまった嫉妬心から、「どうしても浮気相手に自分のパートナーを取られたくない」と考える人も多いです。
浮気が修羅場になってしまうのは、「自分と浮気相手どちらが好きなのか?」「最終的に大切にするのはどちらなのか?」と焦ってむきになることも理由のひとつでしょう。
先ほどの経験談でも登場しましたが、浮気が発端となって修羅場となった場合の対応方法についても紹介します。
浮気が単なる出来心や遊び心で、パートナーと別れるつもりがないならば話し合いによる和解を試みます。
浮気している本人がしっかりと反省し、後悔と罪悪感があるようであればその本心をパートナーに素直に伝えましょう。
夫婦や恋人同士でなかなか改まって話し合う機会もあまりないかもしれませんが、浮気をきっかけにお互いの気持ちを知り再構築しているカップルも多くいます。
しかし個人の考え方や場合によっては、浮気を許せるようになるまで時間がかかることもあるでしょう。無理に焦ることなく、相手の答えを急ぎすぎずに愛情を持って見守る姿勢や根気強さが求められることもあるでしょう。
浮気されたことが許せない場合や、修羅場で豹変してしまった姿を見て気持ちが冷めた場合、浮気相手に乗り換えたい気持ちがあったり、浮気によって妊娠してしまった場合など、浮気をきっかけに別れる選択をすることももちろんあるでしょう。
結婚しているならば浮気された側から離婚や慰謝料請求もでき、愛情のない仮面夫婦として継続するよりもお互いにとって前向きに進むこともあります。
離婚することはお互いの合意があれば可能ですが、どちらかが離婚を拒否している場合は離婚調停や裁判になることもあります。 離婚調停や裁判の際には、客観的に見ても浮気が認められる「証拠」が必要になることもあります。
本人が浮気(不貞行為)を認めている場合は必要ないかもしれませんが、事実をあいまいにしたり言い訳をしている場合などは、探偵事務所などの浮気調査を専門に扱うところに相談することもおすすめします。
浮気がバレた行動が慎重になることも多いため、浮気調査をするならば早めに行動しておくとより確実な証拠を集められるチャンスとなるでしょう。
自分で行動して修羅場になってしまうよりも、冷静に今後に向けた話し合いができるでしょう。
この記事では浮気がきっかけとなった修羅場の経験談や、修羅場となる理由、対応方法について紹介してきました。
浮気された側の怒りや悲しみ、嫉妬心によって修羅場が作り出されてしまう可能性は大いにあるでしょう。
また浮気した側の言動に誠実さが見えない時など、別れることもありえます。
浮気調査は専門のプロに任せることで、再構築や和解、破局(離婚)や慰謝料請求などを冷静に進めることができます。お互いが傷つくだけの修羅場を回避することにも役立つかもしれません。
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